草舟 on Earth

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ドクダミの花のティンクチャー



草ヤブが仕事場の私には、かかせない虫刺されのティンクチャー。

いつもはヘビイチゴでつくっています。

これが最強に効くんだな。
顔にもつけることができるし、毎年作っているのですが、
今年は成りが悪かったのか、あまり見つけられず、かわりにドクダミを漬け込んでいます。

ドクダミは毎年化粧水として葉っぱを漬けて仕込んでいますが、
今年はお花だけを漬け込みました。

あーすてき。

じめじめした梅雨の時季に、ドクダミの抜けるような清浄な香りは、あたりを引き締めてくれ、
こころもまたしゃん、とします。

虫刺されにも効果あり。

この時季にぜひ仕込んでみてくださいね。


「海辺の草こよみ」up中
http://brisa.jp/brisagram/p886.html

  1. 2016/06/24(金) 19:32:33|
  2. 草からさずかるもの「

冬の草染め



おしごとで染めをさせていただきました。
奇しくも私の尊敬する方のもの。
冬の山の草たちの色をいただきました。

一日目 山のクマザサ
二日目 山のカミヤツデ
三日目 山頂の池のほとりのシダ

「○○さんの服になりたいひとー!」って草に声をかけて、
反応した気がした草を集めました。

毎日違う草を染め重ねてみました。

冬の草たち、いい仕事をしてくれました。

いつもありがとね
  1. 2015/02/14(土) 07:52:28|
  2. 草からさずかるもの「

ひさびさに「草の布」のおはなし

ブログの更新もままならぬ、というのに、
先週から週に一度のwebマガジンコラムが始まりました。
〆切りという強制力が働かないと、たぶんさぼりつづける性分ですが、
きのう二度目のコラムのアップ、自分でも毎週できるなんて、驚きです。
まだたったの2回ですし、文章はさっと読めるようにと、俳句的なきもちで短いので、驚くようなことではないのですが。

連載にあたり、初めての人への少し説明、という意味で、ひさしぶりに「草の布」のことを書いてみました。
BRISA 海辺の草こよみ

その内容をここにも記載しておきます。


草の布のおはなし
葛布

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夏につくった葛の糸です

今日はこれまでつくってきた草の布のお話をほんのすこし。

どうしたわけか、ある日突然に、野生の草から繊維をとり、布を織ることをはじめました。
いまから20年前のことです。
栽培はしない、身の周りにあるものだけでしてみる、
その作り方は人類には聞かない、草に聴く、ということだけを決めて。

「草の布」と名付けました。
いまでは「草の布」という言葉も普通に使われはじめるようになりました。
身の周りに生えていてくれて、だれもがジャマにするものが素材です。
繊維の取れる草でジャマものの代表格の苧麻・葛はすぐそばにたくさん生えていてくれます。
ジャマ者、ということはすなわち成長が早く、旺盛な生命力を蓄えた存在です。
そうした草をいただいて、草に聴きながら糸つくりをし、ただただ草の布を織ってきました。

野生の草が糸になる、
草むらは布に変わる、
それはものすごくワクワクするできごと。夢中で織ってきました。
野生のもののもつ、息を呑むほどのデリケートさ、繊細で精密な波動。
人の手で栽培されたものが失ってしまった、清冽な命の飛沫のようなものを感じながら。
一本一本が異る多様な美の深淵さ、その美しさに圧倒され、野の草への畏敬の念を深く持つようになりました。
草からは、たくさんの力をもらい、教えを学んできたように思います。

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「INSPIRED SHAPES」KODANSYA INTERNATIONAL 掲載より

写真の作品はそのひとつ、2005年の作品、野生の葛布。
「極に住むいきものたちへ」これは地球をあらわしています。
野の葛を刈り取り、数日土に埋めて腐らせてから、水で何度も何度も洗い清めると、素晴らしい光沢の糸となります。
根っこは葛粉となり、おいしい葛もちに。糸はそのツルからつくります。
根っこと同様、洗い晒すことで白さが増し、光を内包します。
大変な労働ですが、草を洗い晒していくことは、自分も同じように清められていく感のある、爽快なこと。
繰り返し繰り返しの草しごとですが、その繰り返しには、ひとつとして同じことはありません。
そしてそのすべてが快い、細胞が喜びはねるような、そんな労働です。

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そういうことを十数年続けました。
今、故あってぱた、と制作をお休みしています。
が、草の糸は毎夏飽きることなく、つくり続けています。
草が引き続き主題なことも変わりません。

これからも草に導かれるままに、草の日々を過ごすでしょう。
そして、そろりそろりと、次の制作が始まっていく時期もやがてくるでしょう。

今日は葛布をすこしだけ見ていただきました。
またの機会には、苧麻という野生の草で織った布も見てくださいね。

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庭には初水仙!

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後日談「INSPIRED SHAPES」KODANSYA INTERNATIONAL
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2005年に出版された英語版の、日本のクラフト紹介本です。
当時、出版社の方にはお会いしなかったのですが、3年前知人のアトリエでの忘年会で初めてお会いした方が、実はこの本の編集責任者で、話しかけてきてくださいました。同じ海のすぐそばに住んでる同士、お互いうれしい驚きでした。
その年2005年の夏から私は制作をお休みしています。そして、その3年前の知人のアトリエは、今は私の住んでいる家なのです。


  1. 2013/12/05(木) 10:14:15|
  2. 草からさずかるもの「

Be Nature Schoolワークショップ

「草から授かるもの」
ー身の周りの自然の扉を開けるー

6/17(日)こんなワークショップをします。
@草舟 on Earth

*もう少し申し込めます。

be nature scool
  1. 2012/06/15(金) 08:41:48|
  2. 草からさずかるもの「

草ワーク・シダ染め@葉山芸術祭

草ワーク@葉山芸術祭
2回目はシダ染め

シダは前回3月に森戸川の染めWSでやりましたが、そのときは前のシーズンの葉っぱ、
今回春になって出てきた若葉をいただくことにしました。
株へのダメージを少なくするために、一株から1,2本、と決めて採取します。


IMGP0401_2.jpg photo yuko senga


近くの森を歩きます。
海を見下ろしながらの散策は格別です。


2012-04-30 12.01.55 photo yuko senga


この辺りの環境はほんとに素敵です。
海はすぐそこなのに深い森。
島にいるかのようなロケーション。


IMGP0410_2.jpg IMGP0411.jpg


都会からの参加者の方たちはそれだけでもう心癒されていた様子。

ランチは特製草弁当
庭のツユクサ・野生のミツバ・畑のニンジン・葉山の漁師四郎さんのヒジキ・庭の八重桜の塩漬け、など身の周りの素材など盛り込みました。


2012-04-30 12.42.36


午後からいよいよ染めに。

羊歯という、森の木陰に力強く生える植物、
その若い葉っぱはどんな色を授けてくれるでしょう。
どきどきわくわくで煮出します。

いつものように古釘を酢に漬け込んだ鉄の溶液と、
消石灰を溶かした液、2種類の媒染のどちらかを選んでもらいます。

どちらも、紫を含んだような、あまり見たことのない、魅惑的な色合い
命を感じる、ときめく色です。


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やはり輪ゴムで絞り染めに。
これは染め上がって絞りを開くとき、最高に楽しいのです。


素敵な一枚の布が染め上がりました。
この時季のこの土地のシダの若葉がくれた色に感謝して。


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  1. 2012/05/01(火) 22:10:46|
  2. 草からさずかるもの「
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